アトピー辞典<鍼灸>

ジブンにあった選び方.png

 

 

 

医療や健康情報を効果的に取り入れるために、一番大切なことは「ジブンに合った選び方」を心得ていること。

“アトピーに〇〇が効く”という情報を、イヤになるほど探し回ってきたのに、今なおアトピーの根治に確信が持てない方のために、医療や健康情報が“自分に合っていのかどうか”を見定めるポイントをまとめました。

 

主な内容.png

病名でなく、一人一人の体質・体調・病証を、腹診・舌診・脈診・問診などの所見から分析し、治療方針を決定する。

全身を流れる五臓六腑に対応した「氣」、栄養を送る「血」、身体を潤し、異物を洗い流す、血液以外の体液「津液(水)」を、鍼や灸を用いて調整。

 

アトピーを治すというより、体調を元の自然な(健康な)状態に戻す手助けを鍼灸を用いて行うという伝統医学の治療法です。

※アトピーにどこのツボの刺激が良い、という考え方は東洋医学の専門家ほど致しません。(症状でなく人に合わせるのが専門の医学のため)

 

 

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薬で抑える施術ではないため、副作用が少ない。(好転反応が出る場合はあります)

一人一人の病状や、症状の変化に合わせたきめ細やかな施術が受けられる。

※ただし、体質や体調を見極め、効果のある施術が出来るはり師きゅう師に限られる。例えば鍼灸院のホームページなどで「肩こり、腰痛、膝痛、アトピー、不妊、何でもご相談下さい」というPRする疾患が多岐に渡るものであったり、「アトピーにはココのツボが効きます」という“人ではなく病名”を見て情報を発信している場合は、「アトピー」という言葉を人目をひく目的で使用している場合が多く、はり師きゅう師であっても結果に結びつく治療はあまり期待できない。

 

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鍼または灸の施術が合っている方。(やってみて心地よい、好転反応が出る、症状が治まる場合は合っている証拠です)

ステロイド(抗炎症薬)や抗アレルギー剤で治すことが出来ない方。

 

 

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鍼灸の刺激が苦手な方。(身体に合う刺激は鍼と言えども心地よいものです)

 

また重度の金属アレルギーの方は鍼の材質に注意する必要がある。近年はステンレス製のものや、金、銀の素材の低刺激の鍼もあるが、鍼を打った部分に接触性のアレルギー反応が出る方や、ベーチェット病などの自己免疫疾患がある方は必ず事前に施術者に相談すること。(鍼には身体に直接打たない鍼もありますので、あくまでも身体に合った施術方法を選ぶのがポイントです)

 

鍼灸の施術は、自律神経のバランスを整えたり、五臓六腑の働きを手助けしたりするものなので、施術後に強い好転反応が出る場合もある。反応が出過ぎる場合は刺激量を減らすなどの対処が必要となる。

 

 

 

なぜ治らないか.png

鍼も灸も、西洋医学で言えば「外科的治療」に近いため、人に合わせる治療とはいっても「対処療法」に過ぎない。

自然治癒力が働きやすい状態に整えることは出来ても、それ以上に体内環境が汚染されたり、五臓六腑の働きが落ちることがあれば、いくら鍼灸で治癒力を促進しても、身体からの「排毒反応」としてアトピーの症状は出続ける。

鍼灸治療だけでなく、食習慣や生活習慣の指導を的確に行える治療家にかかるのが望ましい。

 


 

<ジブンに合った選び方>

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