アトピー辞典<発酵食品>

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医療や健康情報を効果的に取り入れるために、一番大切なことは「ジブンに合った選び方」を心得ていること。

“アトピーに〇〇が効く”という情報を、イヤになるほど探し回ってきたのに、今なおアトピーの根治に確信が持てない方のために、医療や健康情報が“自分に合っていのかどうか”を見定めるポイントをまとめました。

 

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発酵食品にも様々ある。

梅干し、糠漬け、味噌、醤油、みりん、酒、納豆、ヨーグルト、キムチ、ワイン等々。

それらの酵母菌が腸内環境や新陳代謝を助けるという考えから、アトピー、アレルギー、便秘、月経痛、美容、美肌に至るまで、「積極的に摂取したほうが良い」と広く支持されている。

 

 

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塩を使って発酵させたものは熟成期間に比例して陽(身体を温める)作用が増す。

塩を使わずに発酵させたものは熟成期間に比例して陰(身体を冷やす)作用が増す。

ただしメディアにおいてこの観点で発酵食品が紹介されることは少ない。

 

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発酵食品が文化として根付いている国に生まれ育った方は、その国の発酵食品が合うようにできている。

ただしその食品がまがい物でないか、余計な添加物を含んでいないかどうかをチェックする事。

 

 

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咀嚼不足、野菜不足、陰性過多など、消化不良や慢性的な冷え性を持っている方で、体温や内臓の温度の恒常性を維持出来ていない方が、陰性な発酵食品を摂るのは命取りである。

つまり腋窩の体温が36.5~37.2℃(この場合内臓の温度は+0.5~1.5℃程度)で、冷えのぼせなどの症状がない場合。

発酵食品は消化や代謝を助けてくれるが、体調に合っていないものを摂った場合は、体内環境を損ねる場合も多い。

その判断する尺度を持っていない場合は、3ヶ月ほど食べ続けてみて体調に変化があるかを見れば良い。

発酵食品に罪はない。

自分の身体に合っているかどうかが重要なのである。

 

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発酵食品を摂ってもアトピーが改善しない場合は、まずその発酵食品が自然に発酵して作られたものであるかどうかを確認する。

過食や偏食で腸の機能が低下したところへ、偽の発酵食品や、キムチ、ヨーグルトなど外来の発酵食品を摂ったところで、消化機能を余計に疲弊させるだけである。

腸壁の状況は皮膚にも反映される。発酵食品の摂取や選択は、体調や体質を考慮し、また製造過程を確認した上でなければ、効果的とは言い難い。

(実際の食養生指導では患者様の個々の体調の変化に応じて、何を食べたら良いか、食べないほうが良いかをお伝えしています)

 

 

 

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