アトピー辞典<マクロビオティック>

ジブンにあった選び方.png

 

 

 

医療や健康情報を効果的に取り入れるために、一番大切なことは「ジブンに合った選び方」を心得ていること。

“アトピーに〇〇が効く”という情報を、イヤになるほど探し回ってきたのに、今なおアトピーの根治に確信が持てない方のために、医療や健康情報が“自分に合っていのかどうか”を見定めるポイントをまとめました。

 

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明治時代の医師・石塚左玄が考案した食養術を、桜沢如一が一般の方でも分かりやすいように陰陽の概念で体系化した学問。

食物の持つ特性を陰(身体を冷やす作用)、陽(身体を温める作用)で分類し、自分の体質に合わせて食材や調理法、調味料を変える。

一般的にはマクロビと略されて、玄米菜食を主体とした健康法の一つとして捉えられているが、本来マクロビオティックは、macro(大きい・長い)+bio(生命)+tique(術・学)を合わせた言葉であり、人が自然と調和して生きるための、心と身体を整える哲学を説いたもの。

 

 

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食材の育ち方、形、色などから陰陽を判断し、自分の体質の陰陽に合わせて調理法や食材を選択するため、自分の体質をコントロールするのに向いている。

また日本で研鑽された学問であるため、日本人の身体に合いやすい。(語弊の無いように細くすると、陰陽論は森羅万象の真理を説いたものなので、マクロビオティックの概念そのものは、世界各国どこにでも合わせることが出来る学問である)

 

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自分の体調は自然に任せていれば、常に「元氣」の状態に維持するように出来ている。

その絶妙な運転方法(バランスの取り方)を身につけたい方には向いている。

またマクロビオティックは身体が必要としている食事を摂るため、少量でも満足できる食事法となる。

食べ過ぎで起こった病を治したい方には非常に良い。

 

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無双原理を哲学として捉えず、マクロビオティックを単なる健康法・玄米菜食法と考えている方。

「陽の食材が良く、陰の食材が悪い」というように、食材を「絶対評価」で判断していては、マクロビオティックの神髄は理解出来ない。

陰陽はあくまでも「相対評価」で判断するものである。

人参は橙色で冬に出来るから「陽」、茄子は紫色で夏に出来るから「陰」というように一方的な見方だけで正確に陰陽を判断することはできない。

寒冷地で取れた人参と、温暖な地域で栽培された人参にも陰陽の差は出る。

陰陽は比較対象がなければ計ることが出来ないモノサシなので、食材を陰か陽かと決めつけて判断しようとする発想のカタイ方には不向き。

 

 

 

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 マクロビオティックを実践していてもなかなかアトピーの症状が治らない(好転反応以外で)という方は、まず「体質が陽性であれば良い」という固執を捨てること。

自分は陰性体質だから、陽性が正しい、というものではく、体調や季節、運動量などに合わせて陰陽のバランスを柔軟に舵を取るのがマクロビオティックの本質。

そのためには自分の体調を自分で診る技術も磨く必要がある。

また桜沢如一氏や東城百合子氏をはじめとする日本を代表する食養家の時代には存在しなかった、食環境の汚染状況や、自然界にない食品の危険性は、後世に生きるものが常にアップデートして、食養生に取り組む必要がある。

 (当院の食養生指導ではこれらを多角的に網羅しています)

 

 

 

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